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fine dayのおきらく日記


by cafe_fine_day
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プルーフ・オブ・マイ・ライフ


(2004製作・アメリカ・103分)
監督: ジョン・マッデン
製作: ロバート・ケッセル アリソン・オーウェン ジェフ・シャープ
出演: グウィネス・パルトロウ アンソニー・ホプキンス ジェイク・ギレンホール ホープ・デイヴィス グウィネス・パルトロー ダニー・マッカーシー



・・STORY・・
デヴィッド・オーバーンのピュリッツァー賞受賞の舞台劇を、「恋におちたシェイクスピア」のジョン・マッデン監督、グウィネス・パルトロー主演で映画化したヒューマン・ミステリー・ドラマ。天才数学者だった亡き父が残した一冊のノートに書かれた世紀の証明(プルーフ)をめぐって深く傷ついた一人の女性の再生への道のりを緊張感溢れるタッチで綴る。父ロバートが一週間前に亡くなり、悲しみから立ち直れずにいたキャサリンの前に父のかつての教え子、ハルが現われる。やがて恋に落ちる二人。しかしロバートのデスクから発見された一冊のノートが、彼らの運命を大きく変えてゆく…。

・・REVIEW・・
グウィネス・パルトロウが可愛い。北欧系の顔って好きです。泣いても笑っても透明感があって。
本作は舞台劇が原作のためか登場人物がしゃべる!しゃべる!でも、カメラが丁寧に表情を捉え続けるので、役者の表情の豊かさ、感情表現が際立ってた。
隠されていた数式のノートがカギで、そのノートは娘と父の絆であったり、彼女のアイデンティティであったり、彼女と彼氏の信頼であったりと、様々な役目を持たされています。一見難解な作品ですが実はシンプル。数式の意味は忘れて彼女と男性二人の関わり方を主眼にすると良いかも。ってゆうか数学の事は分からないもの。
数学の映画だと思って見た彼氏は「ヒューマン系」の映画は普段見ないから、多分もんもんとしてたと思う(´д`)
でも、劇中でバンドが「(主人公の父である死んだ)数学者に捧げます」といって演奏したのは・・・「虚数」。
ドラムが「ワン、ツー、ワンツー・・・」とカウントしたら歌が始まるかわりにいっせいに「シーン・・」とメンバー目をつむって黙とう。(??)と思って「虚数てなに?」って彼氏に聞いたら、「虚数=実際は存在しえない数字」って事なんですね。だから演奏もしない。と。
数学知らないアタシはポカーン(゜Д゜)でした・・・(笑)
でも「虚数」は「目で見れるような姿カタチはないけれど数学上ではどうしても必要なもの」らしく、それがストーリーと重なっているという意味では、ナルホド!!でした。

あと、時々出てくる父と娘の対話が切なかった。精神的に昔の父ではない父と話す娘の気持ち。刹那正気に戻った父と話す娘の気持ち。死んだ父の幻想と会話する娘。

で、お前は面白かったんか?と聞かれたら素直に頷けませんが、観る価値はあるって感じです。

by cafe_fine_day | 2007-08-14 10:00 | 映画